なんてことのない日々

つれづれなるままに、思ったことを書きましょうかね。凝った構成はやりません。インデックスとか。そんな時間はかけたくないので。ほぼプレーンテキストでやっとります。肩のこらない書き方をしている結果、肩のこらない読み物になってるかな。あまり強く批判めいたことは書いてないつもりですが、好きなモノ・コト・人を悪く言ってたらゴメンナサイ。個人の感想です。読み飛ばしてください。

【展覧会】フェルメールと17世紀オランダ絵画展/【散策】通天閣

 今週は帰省しないお盆休みでした。オミクロンと仕事で。

 けっこうぬぼ~っと過ごしてしまいまして、16日は休みなんだけどオンラインの予定色々詰め込まれていて「アクティブにいくなら15日だ!」って思ってたのに寝ぼけて過ごし、昼食後に「あ!」って思った次第。

 ちょっと迷ったけど、近所のコンビニでチケットを買って行ってまいりましたフェルメール展。

 二度目の大阪市立美術館。「天王寺駅から行ったらやたら階段上ったり下ったりしたよな」と思い動物公園前駅で降りてみました。天王寺動物公園をまたいで美術館に行く感じなんですね。斬新。

15時少し前に着いたのですが、20~30人くらいでしたかね。これなら待てる。

暑さもそれほどでなかったのが良かったですね。

ドレスデン国立古典絵画館なる美術館からの貸出なのですね。「メインのフェルメールまでに観客を散らそうという配置か、なるほど」と思ってたんですけど、詳しく知らなかったんですけど、修復なった「窓辺で手紙を読む女」1点なんすね、フェルメール…。レンブラントが1点、ヤン・ステーンが3点くらいか、知ってる画家は。ヤン・デ・ヘームの「花瓶と果物」は知ってる絵でしたね。知らない画家でも初めて見て好きな絵、というのは多々あるので著名かどうかは別にいいんですけど、展のタイトルは逆の方がいいんじゃ。どうみても「17世紀オランダ絵画とフェルメール展」でしょうよ。

 目玉の「窓辺で手紙を読む女」は大きい作品ということもあってわりあいじっくり見られました。少し遠い後方に模写だけど修復前の絵があって、隠された部分との差異に見入りました。1日数㎠程度だったとか。よくやるわ~。

 グッズを眺めてやっぱり1時間ほどで出てきました。そのまま帰るのもあれだな、と思い新天地を抜けて通天閣を見に行くことにしました。串カツ店だらけですね。道頓堀よりも串カツ一択な感じ。

おお、これが…

これがテレビでやってたスライダーか。後付け感満載ですな。

 展望台900円、特別展望台付き1,200円。「1,2階上で特別てぇ」と思いながらもせっかくなので特別展望台付きを購入。上がりエレベーターちょっと待ちます。

エレベータ出てすぐ。南側。

東側。天王寺公園側ですね。南東にあべのハルカス見えてますね。あっちの方が2.5倍くらい?高い。

北側。下町とビルがごっちゃになってる感じですな。

西側。北側よりは整然としてますね。

足元に商店街のモールが見えますね。「こんなところ建物解体するのも歩調合せたりするのだろうか。大変だな~」って思ってたら解体して空き地になっているところ1、建て替えて新しくなっているところ1発見。大変だけどできなくはないのね。

特別展望台って…さっきのスライダーといい、圧倒的な後付け感、手作り感がありますね。地上高108m、四方に4人掛けくらいのベンチが置いてあります。風があって気持ち良い。

フェンスはあれど肉眼で見るあべのハルカス。妙だ。

そして後付け感MAXの張り出した足場。

東京タワーのそれと違って、ここでジャンプしようという気にはなりません(個人の感想です)

特別展望台の通路・階段は狭く、往復するお客さんがすれ違えないレベル。このことからも後付け感が漂います。「大丈夫なん、これ?」って思ってしまう、脱力系でしたね。

面白いといえば面白い、ちょっと怖いといえばちょっと怖い、通天閣なのでした。

「どうだー、(当時)日本一のタワーだぞ、高いだろ」感満載の東京タワー(スカイツリーは未経験につき)に比べ「等身大の飾らないヤツ」って感じかな。大阪気質があふれている、といえばいえなくもない、かもね。

【観光】【散策】お伊勢参り

 今週は仕事で伊勢に参りました。朝イチなので、日曜日前乗りです。夕方入って伊勢神宮を参拝しようか、と思ってましたら…
 切符を買ってホームに向かう中で、PCのアダプタを置いてきたことに気づき、迷ったけど引き返しました…。
 近鉄の特急で2時間強の旅。カタタン、カタタンという音も軽く、振動が少ない。これは広軌だな、広軌で新幹線よりスピード出さないから乗り心地めちゃいいいな、などと思いググったら今は広軌って表現はやめて標準軌で統一してるんですね。なるほど。
 16時くらいに到着して散策しようと思っていたのが18時着に。18時はもう閉まってますね。諦めて、取引先の人の真似して始めた出張ラン。伊勢市内を6kmほど。途中に猿田彦神社がありましたよ。同じ名前の神社が京都にもありますね。

 クールダウンで伊勢神宮の正面を通りました。外宮と内宮があるんですね。こちらは外宮です。

 それから汗を流して遅めの夕飯。伊勢、なんでもあるな~。海老、牛、鰻、穴子、ハモ、岩ガキ(鳥羽)…すごすぎる(天ぷら定食食べました)。
 さて、外宮ですが早朝から参拝できることを知り、翌朝6時前にホテルを出て再び外宮へ向かいました。いい雰囲気の参道ですね。

 最近にわかマンホーラーでもある私。伊勢参りのアイコンですね。

 5分くらいで来ました正面。

 ここからは写真を撮りませんでしたが、本殿、隣に遷宮するための敷地、その他別宮が3つ。かなり原始的な森林の一部を切り開いた神社、という感じですねぇ。
 参拝は、門をくぐってすぐのところに賽銭するところがあって、すぐ出口。門から先は撮影禁止になっていました。8時半からの特別参拝というのが気になり、後ろ髪をひかれるような気持で去りました。
 正面付近のマンホールは彩色されたものもありますね!

 ホテルで朝食をとってチェックアウト、駅周辺で打ち合わせを2件こなして伊勢を離れます。昼前に出て、四国某所へワープ(笑)
 19時くらいにホテルについて、また出張ラン(笑)。土曜日は地元で6.5km、日6km、月5kmと少しずつ負荷は下げてるんですけどね。普段坂登りしているせいで少々の坂もめげない(笑)
 翌火曜日、終日外にいて日焼けで顔や首を真っ赤にして帰阪する道中、伊勢の現場の1つの夜間工事を水曜日やること決定。まさか週に2回も伊勢に行くことになろうとは(笑)
 ということで水曜の18時過ぎに大阪を発ち、21時過ぎに伊勢へ。
 夜通しの作業の立ち合い。朝方までかかるかな、という見込みより早く進捗して4時には解散。宿取ってなかったので駅のベンチでウトウトしながら過ごす。ドリンクバー付きのモーニング狙いのファミレスとか、マクドナルドとか近くにないですね…。
 8時前に外宮を再訪。特別参拝狙いです。これ、本宮です。

 8時10分くらいになったらお馬さんが来ました。行事の意味はよく分かりませんが美しいですね。

 8時半を前にみんな参拝して去っていくので警備の人に「特別参拝って?」と聞くと、遷宮のための募金をした方が宮司同行のもと、もう1門先で参拝ができるというものでした。みんなスーツ姿だわ。祈祷の申し込みみたいに申し込むのかな?
 ということで一般人は先に進めないことが判明したので本宮を後にします。
 隣に遷宮用の敷地。別宮もすべてこのような敷地の使い方になってました。

 遷宮の際に使える樹齢の檜が国内にない、みたいなのを前にテレビで見たことがありますが、杉は立派なのたくさん立ってますね。大人5人くらいじゃないと抱えられないようなのがたくさん。すごいなぁ。

 正門出てすぐにバスターミナルがあり、内宮を目指します。途中で猿田彦神社に寄れるっていうんで寄ってみました。敷地はそんなに広くないけど、社殿は立派です。みちひらきの神社だそうです。ありがたいですね。

 君が代に出てくる「さざれ石」だそうな。石灰岩を含んだ岩石、とか。

 同敷地のさるめ神社(恋愛?)の幟の中にSHOCK-EYEさんのが(わかるかな?)

 猿田彦神社からバス停3つ歩いていよいよ内宮です。この構図、浮世絵とかで見るやつだよね!?と一人上がるテンション

 宇治橋からながめる五十鈴川。キレイですね。ちなみに外宮の橋は左側通行、内宮は右側通行でした。なぜ?

 内宮も原生林を切り開いた感が満載ですが、歩道の整備のされ方がより堂に入ってる感じ。○○園を超巨大にした感じ。

 五十鈴川の岸部まで下りて行かれます。遊泳禁止ですが(当たり前か)なんとか町出身の小生、泳ぎてなるな~。

 こちらも本殿。撮影は石段の下からまで。こっちもお馬さんが朝来るのでしょうね。

 別宮の荒祭宮の近くの杉。SHOCK-EYEさんが「酒のツマミになる話」で言ってたやつ、これかなぁ?もっとねじれているのかと思ってたけど…でも確かにこんなねじれ方普通しないしな…。内宮の方もデッカイ木々がたくさん(杉以外も)ありました。

 荒祭宮から出てきたあたり。これもパワースポットだそうです。パワースポットらしい木々を何本か触ってみたりしたけど、何も返ってこなかった。ライフ満タンで触ったら回復の余地がないからなにも感じないならともかく(RPG的解釈)今日はだいぶライフ削られていたはずなんだけどな…

 さすが伊勢神宮、五丈殿も立派~。

 というわけで強行軍でしたが堪能しました。参道も長く、外宮より店舗も多くにぎわってますね。色々ありましたけど、伊勢うどんだけいただきました。

 昼前の特急で帰路につきました。カッコいい車両が入ってきたので撮影。賢島行きでした。

 私が乗って帰ったのはこっち。おつまみ片手のビール500ml缶で夢の中へ、夢の中へ~(笑)
 鶴橋着いたら暑かった~。伊勢、暑いのかと思ったけどそんなことありませんでした。3,4度違ったりするのだろうか

【雑記】腹、割れてきました

 以前、「アラフィフで腹は割れるか」という記事を書きました。

as-known-as.hatenablog.com

 割れてきましたね。
下の方でオッサンの腹の写真を掲載しますのでご注意ください。

 とまでわざわざ断ってまでそんな写真を載せるのかといえば、これが私のブログだからにほかなりません。ウェブログWeblog。ブログが普及し始めた頃、少し上の上司が「プログ」って言ってて「ププッ」って思いましたが自分も歳を重ねてきてそんな風に思われること増えてきてるんでしょうなぁ。

 ちなみに「ログ」って丸太のことでして、昔、船が1日にどれくらい進んだかを測るために丸太からロープを出していたのだそう。
 そのロープには一定間隔で結び目(ノット。プレーンノットとかウィンザーノットとかと同じノットです)がつけられていて、一日の終わりに丸太を回してロープを巻き取りながら何ノット進んだかを測って記録することからきているんですね~。

 なんてヨタ話をしている間に、一画面でいきなりオッサンの写真が表示されることはなくなりましたかな。

 ちなみに、腹割れてきて、腹斜筋も出てきて、「まるでスカイライダーみたいな感じ」って思ってたのですが画像検索したら随分デフォルメされた腹筋でした。あれ?

こんなだったっけ…
ちなみに一番写実的なのはそりゃそうだろうけど真・仮面ライダー

私のイメージでは、スカイライダーの腹部はこの2つを足して割ったようなイメージだったのですが…それっぽいライダーはいませんでした…。

置いといて私の写真ですね。

始めた頃。6月27日の写真です。ちょっと一番上の腹筋とか、腹斜筋とのくぼみとか、現れ始めてるかな。

(あれ、鏡像だ)

近影です。自分が鏡で見るのはもっとクッキリしてるんだけどな

腹斜筋は若い頃もこんなに出てなかったので、「おお!?」って感じです。
あの筋トレ、3番目のが一番キツイ(個人の感想です)ので、これが結果として表れているんでしょうかねぇ。

毎日4分ほどではあるものの、筋トレは裏切らないですね。「毎日〇分でOK」みたいなルーチンが苦手な私でもこの筋トレは飲んで帰った日以外は出張先でもやってます。

皮下脂肪を落とそうとは思ってないので限界はあるでしょうが、もうちょっと形になりそうですね。

【映画】「ベイビー・ブローカー」鑑賞

 三連休でしたね。皆様いかがお過ごしだったでしょうか。
 小生は比較的に地味に、自宅で仕事したり、夕方2日連続で走ったりしておりました。
 それでも三連休。今日は月曜日でしたね。「あ、auマンデイの日じゃん」ということで、映画観ることにしました。今の中なら、やっぱり「ベイビー・ブローカー」かしらん。依然「トップガン マーヴェリック」には食指が動かず。


 14時台の回は埋まっていまして、9時からの回を取りました。1,100円。うん。例によってネタバレ含みます。

 是枝監督作品なのだけど、改めて韓国映画なんですねぇ。冒頭の母親が登っていく階段のところ見て、「あれ?『パラサイト』の大雨のシーンで映るとこ?」などと思いましたがどうなんでしょう。

 ざっくりした、赤ちゃんポストに子供を捨てる母親、それを個人的に回収して希望者に売る2人組、現行犯で売買を抑えようとする警官、気持ちが変わって戻ってくる母親…といったところは把握していました。登場人物は少ないけど、人物の造詣はけっこう深いですね(女性警察官2人以外)。

 最初は子供を捨てる母に冷淡だった警察官も、2人組の1人・ドンスも奇妙な共同生活を経て態度が変わっていく…

 序盤で母・ソミンが子供の父を殺したことが判明。だが、それによって3人の関係性が崩れるわけでもなく、買い手探しは続く

 途中で施設から脱走、こっそり車に乗ったヘジンは「海へ進む」の意(施設の牧師命名)、ソミンの子ウソン、は羽星。羽根を持って空でも星でも渡れるように。キラキラネームをつける親だって、子に期待や理想・願いを込めて命名している。自分の経験も含めて、この名前の意味を語るシーンが一番切ない感じがした。

 あとはサンちゃん(ソン・ガンホ)がバツイチで、離別した娘との関係が切ない。「パパはずっとお前のパパだ」って言われた後の娘の表情は若干うれしそうではあったけれど。

 仕込みまでして売買の瞬間を抑えようとしてきた女性警官たちの考えも変わり、ソミンは自首、ウソンを養子にしようとしていた夫婦のところに踏み込んで事件は解決。
 ウソンは3年女性警察官が預かり、ソミンは仮出所、ドンスはヘジンを養って、サンちゃんは消息不明だがソミンの行く末を見守っている車が映る…

 といったラストでしたが、ソミンが殺した男の奥さん、あっさり子供探しを諦めたのだろうか?殺された暴力団の一員(テホ)はサンちゃんが殺した?若干読み解けず…
 もう少し、殺人の線でソミンに迫る警察の手があってしかるべきとも思うが。

 病院のシーンは完全に首すわっているのに1か月って。
 警官が仕込んだカップルを転売ヤーと勘違いして撃退したシーンは面白かった。

 個人的に刃「PLAN75」の方が響いたので7.0/10 TOHOシネマズ梅田にて。

gaga.ne.jp

【モノ】セブンイレブン つけ麺(とみ田) 

 ちょっと前に、セブンのアプリのクーボンで、冷凍食品の値引きがあったので、買ってみた。しばらく放置していたので、まあまあ冷凍庫のスペースもとってるし、ということで昼食に作ることに。

 あまりコンビニ飯買わんもんで、なんとなく鍋に水入れて沸かし始め、ザルを準備して冷凍庫からつけ麺を取り出し…

 あれ?

 湯沸かし不要。電子レンジ温めでした。

 おまけに麺の入った袋には穴がたくさん空いていて、そのまま水切りできますって。

 麺の袋にチャーシューが同梱されていて、麺を温めた後はチャーシューは汁用の椀に入れ、つけ汁を袋のままレンチン。その間袋で麺を冷やして水切り。

 電子レンジとパッケージ以外を使わせないという執念がすごいですね。

 当然、袋で水切るよりザルを使った方がよう切れるけどね。そしてやっぱり氷で締めたい。

 こういう冷凍食品、「500Wで〇分、600Wで■分」って表記あるけど650Wの我が家のレンジだと何分何十秒なん?っていつも思ってしまい、結果もお、値段以上になることはない…ニンともカんとも。

 味は良かったけどね。つけ汁もう少し熱々にしたかった。ネギを加えたかったが在庫なかった。

 ちょっと無念。

 それにしても湯沸かし中に鍋不要、お湯不要と分かった時は昭和のラブコメみたいに「カァァ」ってなりましたよ(笑)

 

【雑記】アラフィフでも腹は割れるか

 そりゃ割れるだろうねぇ。

 小生、若い頃腹筋はけっこうついてまして、今のように「6パック」という表現は当時なかったですが(少なくとも一般的ではなかったですが)6パック風に言うと4パック?下腹部2つはそんなに発達しませんでしたが上4つはパッキリ割れてました。

 下腹部2つを発達させる、ニースラストのようなトレーニング、20後半まで知らなかったし…。

 ずっと痩せ気味体型の小生、大胸筋とかが全然つかず、腹筋や大腿四頭筋なんかが発達していたんですね。

 それが中年になって、摘まめるのは皮くらいだった腹部にも少し肉が付き(少しね)、体型も「標準」のバンドに入るように。腹緊も減ってきて、しばらくはそれでも触ればインナーマッスルよろしく4つの腹筋は確認できた。でも20年くらいたったらさすがにそれもなんとな~く、くらいに…

 そんな小生が腹筋トレをやってみようかな、と思ったのはとある日の「シューイチ」を見るでもなく見たのがきっかけ。20秒のトレーニング4種&間に10秒のインターバル×2セット。めちゃくちゃハードル低いじゃん。

 大間違いでめちゃくちゃキツイ…。特にほとんど初体験のV字腹筋はキツイですね…。2セット終わるころにはハァハァ言って汗だらだらモノです。

 「毎日たったの○分!」みたいな行動があまり習慣化しない小生にしては珍しく、毎日やっていますね。5/22の放送からどうだろう、1週間後から始めたとしても丸1カ月はやってますね。汗対策でヨガマット買っちゃいました。

 最初は腕と脚のタイミングが合わなくなったりして惨めな気持ちになったV字腹筋も20秒間連続でできるようになってきた!かかとも頭も床につけずに!いやー筋トレは裏切らないっすよね。

 食生活変えたりとか飲酒を控えたりといったストイックなことはしないので、皮下脂肪量に変化はございませんが、一番上2つの腹筋には硬さが戻ってきました。筋肉痛は3日くらいですかね。

 もうちょっと、余裕でこなせるようになるといいけれど。

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って、久しぶりに見たら下腹コンボ若干違ってた…w
バイシクルも肘と膝つけてるのね。
つま先タッチは膝がこんなにまっすぐ伸ばせない…w

【映画】「PLAN75」鑑賞

 「トップガン・マーヴェリック」大ヒットにも「シン・ウルトラマン」にも今一つ食指が動かない私。感性が鈍磨しているのだろうか…
 「万引き家族」も観ていないのに是枝作品の新作「ベイビー・ブローカー」なんて観に行かない。そんな私が3カ月ぶりに観に行った映画は、75歳以上の老人が死を選択できる制度のある現代日本を扱った「PLAN75」。大丈夫か私(笑)。


 団塊ジュニア世代の我々は正直年金などあてにできない。年配のお客さんと話してて年金の話題など出てきたら「我々の頃は働けなくなった時が死ぬときですよ(苦笑)」などと嘯いていたのだけど、劇中、まさにそんなシチュエーションが。以下、例によってネタバレ含みます。

 78歳の後期高齢者ミチは同年代の3人と共にホテルの客室清掃の仕事をしていた。そのうちの1人が作業中に倒れたことを機に全員契約満了となる。78歳ともなると新しい仕事もなく、家賃を下げるべく不動産屋に行っても相手にされない。夜間に立った誘導員仕事は体に応えている感じ。「もう少し自分で頑張りたい」ミチだったが生活保護の相談を受けようとするものの当日の枠は既に埋まっている。やむにやまれず「PLAN75」を申し込み…

 といった感じ。他に「PLAN75」の職員で、音信不通だった叔父が申し込んできたことをきっかけに20数年ぶりに交流するヒロム、国に置いてきた娘が心臓の病気でお金が必要になり、介護職員から「PLAN75」施設の職員になるフィリピン出身のマリア。それぞれのエピソードが終盤多少交錯する。

 最初は「死ぬのにお金がかからなくて、死後は機械的に処理されて、生前に10万円支給されて、なんなら思いとどまることもできて、こらぁいいじゃない」と思ったけど、どうなんだろう。孤独死かもしれないけどミチの同僚のように自宅で(なんらかの発作で)亡くなる方が本人的にはいいのかも。後片付けは大変だが。

 ミチの場合、(少なくとも)2度結婚したようだが身寄りはない。身寄りのない独居老人が「働けなくなった時が死に時」となるプロセスはなんだかとてもリアリティがあるなぁと思った。
 そして後期高齢者の割合が減って、予算に対する割合が減っていくと国家的には「明るい未来」が待っているのかなぁ?出生率が上がったりとかして?(劇中ニュースでそんなことを言っている)

 施設でガス吸引のマスクまでしていたミチは結局そのマスクを外して施設を出ていく。
 施設まで叔父を送り、ガス処置で亡くなった叔父の亡骸を奪うように自分の車に乗せて引き返すヒロム。それを手伝い、遺留品の大金を懐に収めるマリア。
 随分施設のセキュリティが緩いなぁ。カメラすら設置されていないのだろうか。低予算でそんなに人かけられないという事情によるのだろうか。話をスッキリさせるためにあえてそうしたのだろうか。
 叔父の亡骸を助手席に座らせながら火葬設備に予約を入れるヒロムのシーンはとてもシュール。死亡診断書とかないし、色々大変そう。当日の16時に間に合わすために急いで走って白バイに捕まってるし。白バイ隊員が叔父の死に気づいたのかどうかは触れられていない。
 ミチはいくばくかのガスを吸引したはずだが、その後遺症はどうなのだろう。ミチが山から街を見ながら歌謡曲を口ずさんで終わるラストはとても純文学的。カメラドールをとった映像は美しいと思いました。

 ミチのメンター役(この人も規則を破ってミチとプライベートで交流。色々ユルイ組織w。定期的に会話していた相手の老人が最後の会話から数日後にこの世からいなくなると思うと、蓄積してメンタルやられそうな仕事だ)の河合優実さん、石原さとみさん級の唇ですね
 主演の倍賞千恵子さん、80歳ですか。素の「老人」感がすごい。歩き方とか。そして耳が大きいですね。
 ヒロム役の磯村雄斗さんは「ミラモン」で見かける程度でしたが(笑)、ブツブツ目の肌感、濃いめのひげの剃り跡などで一般人感出てました。美しすぎて浮くことがないような。

 自分で行くことを選ぶ「姨捨山」みたいな。「姨捨山」と違って、年長者の知恵が貴ばれなくなった現代。思った以上に心に残る作品でした。夜の回は30人くらいいたかな。「PLAN75」まであと25年強。世の中どうなっていますやら…。7.5/10。大阪ステーションシネマにて。

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