なんてことのない日々

つれづれなるままに、思ったことを書きましょうかね。凝った構成はやりません。インデックスとか。そんな時間はかけたくないので。ほぼプレーンテキストでやっとります。肩のこらない書き方をしている結果、肩のこらない読み物になってるかな。あまり強く批判めいたことは書いてないつもりですが、好きなモノ・コト・人を悪く言ってたらゴメンナサイ。個人の感想です。読み飛ばしてください。

【映画】「シン・ウルトラマン」鑑賞(家で)

 いや~、明日は井上尚弥VSネリ戦ですね。十中八九、井上選手が勝つのでしょうが、一発のある選手だけに油断はできないですよね。油断しないのが井上選手のいいところではありますけれど。
 その井上VSネリ戦が観られるのは、Amazon PrimeAmazon Primeですよ~。って入ってないんだな、未だに。映画そのものより、こういう催しの時「今こそ入ろうか…」と思いながらも入らないオレ。いつでも観たい映画を観られるのは嬉しいけれど、映画は大画面で、中断されずに観たい派。そして「いつでも観られる」は結局「いつになっても観ない」なのだ。毎日映画を観るみたいなルーティン、オレには無理だ…。

 前置きが長くなってしまいました。今ですと「ゴジラ-1.0」がAmazon Prime独占配信始まりますが、ある程度時間が経つと他のプラットフォームでも配信されたりDVDレンタルされたりしますね。先日j:comのセットトップボックスを久しぶりに立ち上げたら、ありましたよ「シン・ウルトラマン」。「シン仮面ライダー」はまだでしたね。「シン・ウルトラマン」の方はDVDレンタルもされてるのですね。DVDは市販もあるんですね。「シン・エヴァンゲリオン」は円盤化されてないのにな。どちらも買いませんけど。

 昨夜というか今朝というか視聴しました。連休の自堕落な生活いいですね(笑)。例によってネタバレです。

 思ってたより面白かった。考証して大人の鑑賞に堪えうるレベル(?)に引き上げたSF部分。地球外の知の獲得を競う各国、という政治の部分。それぞれの行動原理で人類を、あるいは地球を滅ぼそうとする外星人たち。

 「ウルトラマン」より「ウルトラセブン」的な雰囲気を持った、外星人たちの接触、巨大化する長澤まさみ。この辺はオリジナルに寄せてるのね。あんなにデカい人間の目線に入ったら、実物大ガンダムより怖いかも。

 メフィラスとウルトラマンが居酒屋でお猪口を片手に地球を巡って交渉しているシーンがシュールだった。まるで松ちゃんが時々言ってた「アパートの和室でちゃぶ台を前に正座して話すメトロン星人ウルトラセブン」のようにシュールだった。そしてネットに上がった浅見隊員(長澤まさみ)の動画消しまくってるメフィラスの作業場、ネットカフェ(の個室)だよね?(笑)これまたシュール。

 メフィラスが「地球に古来から潜んでいた生物に生体フォーマットを与えて禍威獣を操った、元々人類による環境破壊が問題だ」みたいなこと、団地のブランコに乗りながら言っていたシーンがあった。核廃棄物を狙う禍威獣、電気を狙う禍威獣が出てきた。TVではよくコンビナートが狙われて、ガスタンクを丸飲みする怪獣はゴマンといたけど、あいつらって日本全国の電気/核物質/エネルギーがなくなったら餓死すんのかな?吸い尽くされて文明的な生活を営むのは難しいけれど、人類(日本)滅びはしない?油の場合は原油飲めたら中東に行くか。いずれにしても日本で発生するのは非効率だなぁ。
※再度観たら滝隊員が「日本中の電気を吸わせて餓死させる」って提案してましたね。「(その前に)官邸が動き出す(核兵器で駆除)」っていうのが想定される国としての反応でしょうかね。

 初見のウルトラマンが神永を死なせてしまったために同化するというのはオリジナルと一緒だが、ベータカプセルという変身アイテムはいらなかったのではなかろうか。なお、テレビ版では夜、カレーを食べている時に怪獣が現れ、スプーンをかざして変身しようとしてスプーンを投げ捨てるシーンで笑った記憶がある。

 カラータイマーの設定はなくなったが、体の色で活動限界を示すのも、神永と融合したせいでエネルギーの消耗が早いという設定も面白い。当時の技術ではカラータイマーよりも無理な表現だね。

 ザラブ演じるニセウルトラマン。子供だましのTV版と違って見分けつかんかった。スローでよく見たりすると違うのかしらん。

※再度観たら、ニセウルトラマンの方は眼がややカクカクしてますな。遠目では判断突かなそうだけど。ニセウルトラマンの方、光学的に騙しているので打撃でダメージを受けると一瞬ノイズが入るところも原作の頃は無理な表現。わっかりやすい偽物にするしかなかったのだろうね。

 原作と大きく違うところは”ゼットン”。光の国の惑星破壊兵器とはね。宇宙で浮き上が上がって成長(?)していく様はいかにも庵野的世界観。角の形とか、胸部の黄色いユニットとか、モチーフは活かしながらも。光の国、そしてその使者ゾーフィ、冷酷だなぁ。

 「ウルトラマンがかなわない相手なんて無理」と一度はあきらめる滝隊員、そうではないとけしかける船縁隊員。この辺も原作になぞらえてるんですかね。

 でも、原作と違って、5体目までは自衛隊の通常兵器で(なんとか)仕留めてるもんね。

 「人間の一生は(自分たちと較べると)短い。だが、死を認めるからこそ希望がある」という人間評が面白かったですね。そして将来的に自分たちに近づく可能性がある知的生命体だから排除しようとする光の国の論理、でも”ゼットン”を自らの知能で破壊に至った人類を要観察に変えたゾーフィ。恐ろしい。他の知的生命体にも地球の存在を知らしめることになった。恐ろしい。そりゃ続シリーズ始まるわ(笑)

 「そんなに地球人のことが好きになったか、ウルトラマン」というCMのセリフは”ゼットン”のくくりで使われてたんですね~。

 こまごまと面白かった。しかし「シン・ゴジラ」ほどじゃないけど、アクションシーンの効果音と事務所内の人々との会話の音量が違いすぎで会話が聞き取りづらい…。5.1chを普通のテレビのみで視聴しているからかな?

 あと、田中哲司西島秀俊という組み合わせは「真犯人フラグ」と一緒ですね(笑)

 「ガボラ」のドリル状の襟巻?オープンになった時の顔は(パゴスも)正に「使徒」でしたね。ビームじゃなく、「あの音」で十字架の爆発が起きそうでした(笑)

何度も再放送で観たTV版で好きなエピソード

・前述のカレースプーンで変身しようとするやつ

・宇宙怪獣シーボーズの冒頭で怪獣供養をしているシーン(額縁にゴモラ

・ビームを跳ね返して余裕こいてる二代目バルタン星人、初見の八つ裂き光輪披露して真っ二つ(地味に八つ裂き光輪出てきたり、跳ね返されて転がったり、デカい八つ裂き光輪出てきて嬉しかった)

・そして哀しいジャミラのエピソード

そんな諸々を思い出しました。リファインしていると思うけど、「効果音」が全て原作通りなのが良かったですね。あれでスッと入れたのかも。もう一回観ようかな?(結局2日連続で視聴しました)(8.0/10)

shin-ultraman.jp

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