なんてことのない日々

つれづれなるままに、思ったことを書きましょうかね。凝った構成はやりません。インデックスとか。そんな時間はかけたくないので。ほぼプレーンテキストでやっとります。肩のこらない書き方をしている結果、肩のこらない読み物になってるかな。あまり強く批判めいたことは書いてないつもりですが、好きなモノ・コト・人を悪く言ってたらゴメンナサイ。個人の感想です。読み飛ばしてください。

【映画】「鳥」鑑賞(家で)

 図書館で借りたシリーズです。あのヒッチコックの有名な作品ですね。「北北西に針路を取れ」の後の作品なんですね。

 初見です。鳥が人間を襲うんでしょ、くらいの。パニック劇なのに(?)120分もあるんですね。へええ。日曜日の深夜に観始めました。例によってネタバレ含みます。

 冒頭、ペットショップの2階に上がる、お金持ちの子女メラニー。注文していたインド九官鳥がまだ届かないと、自宅へお届けの手続きに。そこへ妹のプレゼントとしてラブ・バードを買いに来た社会派弁護士ミッチと出会い、メラニーを店員と勘違いして繰り広げられる三文芝居。メラニーは今風に言うとヤカラ?ローマ旅行でトレビの泉に裸で飛び込んだとか飛び込まないとかの風聞が聞こえてくる。そのことを非難して去っていくミッチ。メラニーは父親が新聞社の社主であることを利用して、カーナンバーを控え、住所を調べる。意趣返しに翌日ラブ・バードと嫌みの手紙を添えてマンションの自室前に置いて去ろうとすると、向かいの住人が、週末はミッチはここから北へ100kmのボテガ・ベイで過ごすと教わる。

 鳥かごを乗せ、オープンカーをドライブしてボテガ・ベイまで行くメラニー。岬にあるミッチの家は一本道で行くと気づかれてしまう。びっくりさせたくて湾をボートで渡って留守宅に鳥籠を置いて…

 ととても冗長で、観るのやめて寝るか?と思ったところでメラニーの頭にカモメが直撃。ケガをしてしまう。食堂で手当てをする流れでメラニーはミッチの家での夕食に誘われ、元カノの女教師アニーの家の貸し部屋に一晩泊めてもらうことになる。なんだかとても緩い流れだな~

 ミッチの妹・キャシーにも気にいられたメラニーは翌日の誕生パーティにも誘われ参加することに。夜のアニー家。玄関で物音。ドアを開けるとぶつかって死んだ鳥の遺体。

 翌日、キャシーのパーティ。庭で遊んでいるキャシーの友達に突如襲いかかる鳥たち。逃げまどい、慌てて室内に入るミッチ達。

 夕飯を再びミッチ家で過ごすことになりそうだった矢先、暖炉から大量の鳥・鳥・鳥!今観るとどうしてもそういう恐怖より鳥インフルを連想してしまいます(笑)

 翌朝保安官を呼び、「なんとかしろ!」と怒るミッチ。ミッチの母・リディア(わーお、ジェシカ・タンディか!)は農家友達のダン(?)の家に。すると両目を突かれ、無残な姿のダンを見つけ、取り乱すリディア。帰ってきたリディアを寝かせ、キャシーの様子を見に学校に行くメラニー。休み時間を待ち、ベンチに腰掛けて煙草を吸っている合間にみるみるカラスが集まって…。これは怖い。

 校庭に出るつもりだった児童たちを急遽避難させるアニー。走る子供たち。襲いかかるカラスたち。ここらは合成がちょっと…。やりたいことに技術が追いついていないですね(それでもブルーバックではない、黄色いバックライトの合成が当時は画期的だったとか)。

 それから食堂。皆が怪奇現象について話す。子を連れた母親が話を止めさせようとする。鳥の研究者然とした女性が「そんなはずはない」と主張。窓の外では車に給油していた客が鳥の体当たりを受けて倒れあたりにガソリンが。気づかずに駐車したドライバーが車から降り煙草に火をつけようとする。食堂から止めようと大声を出す客たち。ドライバーが気づいたときには火が付き炎上。60年前の給油機は給油口から抜けようが油出まくりだったのだね。コワ。車を降りたドライバーの方も油の匂いで気づかんかね。気づかんよね。映画だもの。

 食堂にいた子連れの母は、異変が始まったのはメラニーが来てから、メラニーが魔女だと言い出す。でもメラニーにビンタされてひるむ。このシーケンスちょっと物足らない。

 キャシーはアニーの家に避難していたが、アニーは玄関先で死亡。もう一人の子を守ってのことらしい。児童想いのいい先生でしたな。合掌。

 鳥の攻撃で電話が不通となる。家の隅々に板張りを施すミッチ。夜、襲ってくる鳥。ついには停電まで。玄関のドアは鳥の攻撃で裂け始める。防御が薄かった窓からも鳥は進入してこようとする。手が血だらけになりながらも懸命にハッチを閉めるミッチ。そんな狭いところ突破されても、最初の煙突からきた雀の軍団に比べるとインパクト弱いなぁ。

 夜半、外が静かになり、疲れからウトウトする一同。目覚めたメラニー。懐中電灯を持ち、誰も見に行っていない2階へ。いかーん、ホラーの鉄則じゃ~(笑)

 ドアを開けたら、天井の一角が破られており、部屋には大量の鳥。メラニーに襲いかかる鳥。随所から出血しながらも救出されるメラニー

 メラニーの手当てをし、車のラジオを聞きに行くミッチ。そうかラジオ、電池式でさえないか。停電で聞けなくなるとは。

 大量にいる鳥を刺激しないようにガレージを開け車でラジオを聴くミッチ。鳥の異常を伝えるも、詳細は不明。

 家に戻り、家族とメラニーを伴って車で脱出を図るミッチ達。キャシーの希望でラブ・バードは一緒に連れて、家を静かに去っていく1台の車。終了。家のドアは閉めましょうや。

 当時はこれで「うひゃぁ、鳥怖え!」ってなったのかな。ちょっとイメージと違った。もう少し鳥に意志・悪意(キングの小説みたいな)が明確にあるのかと思ったけどまるで脳をウィルスに侵されたかのような無軌道ぶり。でもあのようなくちばしを持った生物が自らの死を厭わず一定の速さで体当たりしてきたら生命の危機だわな。

 あれだけの鳥の群れなので、演出として鳥のフンが皆無なのもどうかなと思った。嘘でも出した方が良かったと思うがね。

 すでに小学校のシーンからアニーの死のあたりの流れがあやふや…

 満足度はあまり高くなかったので6.0/10

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