なんてことのない日々

つれづれなるままに、思ったことを書きましょうかね。

【映画】「パラサイト 半地下の家族」鑑賞

 元々気になっていた「パラサイト 半地下の家族」。

 外国語作品なのにアカデミー賞作品賞受賞という快挙で俄然観たい作品に。

 そして先月に引き続き1日が週末にかかっているというね。これは観るしかない。コロナウイルスが怖くて映画が観られるか!俺はコロナビールまで買わなくなる人種じゃない!(笑)

 というわけで観てきた。封切りしてそんなに経っていないと思うけど、時節柄観客は少ない気がする。

 半地価で暮らす家族の息子が、経歴を偽って裕福な家族の家庭教師になると、それをきっかけに妹を美術の家庭教師に、父を運転手に、母を家政婦にと、次々と紹介して入り込んでいったところまでは順調だったが、下の子にみんな同じような匂いであることを指摘されてしまう。

 経営者一家がキャンプに出かけた日の夜、リビングで酒盛りをしていると、訪ねてきたのは忘れ物があるという元家政婦だった…

 ということで順調に行きすぎなくらいの序盤から一転してスリリングな展開に。

 予告編にあったインディアンの格好も、ああそういうことか、と。

 感心したのはこの話が匂いについて触れていたこと、最後の引き金も匂いであったこと。

 以前「ラスト・サマー」を観ていて、車のトランクから大量の蟹が出てきたり消えたり死体が出てきたり消えたりするシーンがあったが、「こりゃ映画だ」と思った記憶がある。

 それとは違って徐々に匂いという要素が重みを持っていき、クライマックスに繋がっていく。

 また、豪雨で一家の自宅が水没してしまったときの描写も、ドロドロの水、逆流するトイレ…ととてもリアリティがあった。
 それだけに被災した翌日に全員が普段どおりの格好をして勤務先のパーティに参加するのは無理があるなぁと思ってしまった。

 ラストで息子が父に当てた手紙?独白?で、お金を手に入れてこの家を買うのが「計画」というのだが、「それができないから半地下にいるんだろうが」、と思うと切ない。
 リビングでの酒盛り中に息子が金持ち一家の娘と結婚したら…という夢想を話し、盛り上がるシーンも切ない。

 そして元家政婦の北朝鮮ネタはかなりウケた。

 132分を感じさせない作品だった。 9/10