ファーストデイが週末にちょうどかかっていた2月1日、これはいいやと「リチャード・ジュエル」鑑賞。夕方の新宿ピカデリーは満席でした。
クリント・イーストウッド監督の新作、極力観ようと思っているのだけれど予想外にペースが早くて追いつかない(「事実」系が多くて全てに興味が持てるわけではない)。
今回もここを逃すと上映館から探すことになると思い観に行った。
いや~、良かった。自分が見たイーストウッド作品でも上位に入るなぁ。
社会派ドラマで131分という時間を全く感じさせなかった。
聖人君子ではないリチャード、無理くりリチャードを犯人にしたてようとするFBIといった要素に加え、所々にちりばめられるユーモアが秀逸。
今回も、スクープするためには手段を選ばないイケイケの女新聞記者が、リチャードの母の会見をみて涙するシーンは唐突で違和感があった。尺の問題か、毎回そういう粗があるんだよなぁ。
'90年代の雰囲気の再現はとても楽しく(「マカレナ」出てきた!笑)、あの頃よりも情報発信がはるかに容易になった今は市井の誰もが被害者にも加害者にもなりうるという意味でも見ごたえがあった。
イーストウッド先生、まだ作るかな?
8.5/10