午前3時30分キックオフのドイツ戦、「観られるかな~?」って思っていましたが起きていられましたので見られました。
試合前からドイツ代表の下馬評が低く、実際直近5戦の戦績がパッとしていなかったのも事実。「負けられない」とガチで来る(来ざるを得ない)という意味では望ましいが仮に日本が勝ってもいわくつきになりそうだなぁ、などと思っていました。
さておきキックオフです。今回はGK大迫啓介以外海外組でスタート。吉田・酒井・長友のいないディフェンスラインも新鮮。
これはワールドカップのグループリーグの緒戦ではないけれど、軽快な立ち上がりで、ドイツの圧を感じた前回とはムードが全然違います。頼もしいですね。
序盤から右サイドが良い。菅原→伊東のコンビネーションがいいな~、と思ってたら11分にその伊東がゴール!幸先いいですね。
ドイツは指摘されているワントップが機能しない感じ、と思ってたら右サイドのサネが同点ゴール。似たような形でしたね…
これで膠着状態に入るのか、はたまたドイツが押せ押せになるのか、と思ってたら22分に先制点と同じような展開、ミートできなかった伊東のキックのこぼれ球をダイレクトで上田綺世が決めて追加点!この反応はすごかった。
期待の左サイド、三笘の突破は20分頃と30分頃。もう少し見たかったな~
40分、上田がGKと1対1になったがシュートは弾かれた。惜しい。
43分、カウンターからペナルティエリアのサネにパスが通るが富安がクリア。GJ!
日本の方が見せ場が多く、1点リードで前半終了。ドイツはサネ以外目を引くところは少なかった。リュティガーさんピリッとしませんね。
対する日本は右サイドの菅原が良かった。伊東とのコンビネーションも。対する左サイドは伊藤→三笘のコンビネーションは右ほどではなかったのかな。
オフ・ザ・ボールの鎌田の動きを解説がしきりに褒めていたけど、TVではそこまでわからない。
前回大活躍の堂安、今絶好調の久保もいないで1点リード。前田も古橋もいないし。めちゃくちゃ豪華な布陣だな、あらためて。
そして前半は両チームとも最終ラインが上がってめちゃくちゃコンパクトだった。ドリブル1本でブチ抜きそう/ブチ抜かれそうな世界だったけど。
後半戦です。
47分、縦ではなく、横(右から真ん中)へ駆け抜けてゴールに迫る伊東。横向きの移動のスピードもメチャ速く見える!そして左サイドのニャブリ目立ってきた。
解説の森岡さんが4バック→5バックへ変更の可能性を指摘(その通りだった)
55~57分はドイツの(波状)攻撃。でもディフェンスが安定してた。
58分、浅野、谷口IN(上田、鎌田OUT)。ここまでに上田の1対1はもう1回あり、これもふさがれた。テアシュテーゲンをほめるべき、かな。
伊東さん前線から戻って最終ラインでクリア。ディフェンスでも韋駄天ですな~
72分、ミュラー登場(でも終始目立たなかった…)
浅野(と伊東?)がカウンターで抜け出してシュートも、GKがセーブ。三笘のセカンドシュートもGKがキャッチ。さすが。
74分、久保、田中IN(伊東、守田OUT)
83分、堂安、橋岡IN(三笘、菅原OUT)
90分、久保がボール奪取してスプリント。数的優位。GKを引き付けて浅野にパス。ごっつぁんゴールで勝負あり。
さらにアディショナルタイムに右サイドで久保が左足でセンタリング。田中藍がヘディングをゴール隅に決めて、まさかの4-1で試合終了。64分から交代で入ったDFの20番・ゴセンスさんが連続で2点献上。ツイてないですね。
いや~、完勝なんてもんじゃない完勝。翌朝のセルジオ越後さんのコメントも珍しく褒めてましたよ。
カタールワールドカップ後も個が成長を続けている日本と、あの大会から低迷を続けているドイツのコントラストがハッキリと出た試合でした。
親善試合とはいえ、アウェーで前半勝ち越したことによって色々なことを試せたのは収穫ですね。辛口評論家・セルジオ越後さんも珍しく完ホメです。セルジオさんもおっしゃる通り、ヨーロッパはメドが付いたので、次は苦手な南米勢強化ですね。
トルコ戦は観られないかな?ガラッとメンバー変えるのでしょうか。J組からは初招集のセレッソ・毎熊のプレーも観てみたいですね。
上田綺世、覚醒したのだろうか。何度も実況も「体が強い」とポストプレーを評価していたけれど、決めてほしかったシーンも。でも相手はテアシュテーゲンだしなぁ。まだ評価が定まらない。フェイエノールトで頑張ってくれ。出るならトルコ戦でも。
【訂正】伊東選手のところを全部伊藤にしていたので修正