「あのジェームズ・キャメロンが帰ってきた!」「リンダ・ハミルトンも!」という触れ込みで封切られた新作ですが、なんかぱっとしない評判ですね。
そう思いながら打ち切られる前にと思い観に行きました。
若き日のサラ・コナーとジョン・コナーの前に現れるT-800のシーンの若さにびっくり。「ローグ・ワン」とかでも使われてた技術でしょうかね。
色々言われているけれど、あらゆる面で「2」を超えられなかったかな。新ターミネーター、REV-9もビジュアル的にT-1000のインパクトに及ばない。やられ方も「地獄で会おうぜ、ベイビー」→粉々→熱で溶けてまた集まるを観た時の「えっ!また復活!?」という驚きを超えるものではなかった。REV-9より7の方が強そうだし(笑)
サラの時と違ってダニエラは「器」ではなく本人が重要人物だったとは。強化人間も女性で女性の時代だねぇ。
「2」ではあんなに残骸残さないようにしてたのに、今回はその辺の配慮も弱いなぁ。サイバーダインをつぶしてもリージョンが出てきたからかもしれないけれど。
高速道路での多重クラッシュにC-5輸送機の空中分解、ハンヴィーのダムへのダイブ…キャメロン氏、お金の使い方が…(笑)。空中のハエを真っ二つにするシーンはCGすぎてやめたほうが良かったね。
「3」「4」「ジェニシス」を黒歴史にしてもこれか。20年後とか、キャメロン、ハミルトン、シュワルツェネッガーのオリジナルキャストの呪縛がなくならないと、新たな作品が出てこなそうな気がした。6.5/10
[追記]冒頭の自動車工場でREV-9がプレス機に挟まれるシーンはセルフオマージュなのだろうか、パロディなのだろうか。