連休に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」観てきた。
「シャロン・テート事件の予習をしておくといい」というのが定説。予習というほどのことはなくとも、映画村のコミュニティのシーンは背景を知らないと「なんのこっちゃ」となりうるなと思った。
マンソン一味はロマンスキー宅ではなく、リッキー宅に侵入したのが運の尽き、ラスト13分は凄惨な返り討ちに…
「イングロリアス・バスターズ」路線の、史実を基にしながらもパラレルワールドものなのね(奇しくもどちらもブラッド・ピットが!)
暴力的なシーンがほとんどない分、クライマックスのそれは衝撃的なインパクト。スクウィーキーは顔面は特に。ブランディー怖いよう…
最近の作品はほとんど股間に銃撃やら噛み付きやらくらっているシーンがあるが、母をヤリ捨てたトニー・タランティーノへの怨嗟であろうか。
「スタントの○○は人を殺している」という噂があったことを踏まえたクリフ・ブース、ドラテク、屋根に上がる動き、ブルース・リーとのファイト、ラストの戦闘…超人過ぎる。
それでいてラスト辺りのリッキーのセリフとか面白すぎる。映画館で声を出して笑ったのも久しぶりかもしれない。
マラベラ役の子役が良過ぎる。そして「(8歳に)今まで生きてきたなかで最高の演技よ」とささやかれるリッキー(笑)
見ているこちらもピークを過ぎ、リッキーの境遇を自身に重ねてしまう部分もあり、身につまされてしまうところも(ウイスキー8杯は飲まないけど)。
B級感たっぷりの、リッキー主演マカロニ・ウエスタン見てみたくなるな(笑)。
タランティーノ作品、100%鑑賞・映画館鑑賞は6/9。なかなか立派なファンだな。本当にあと1作なのかな。だとしたらとても寂しい。