なんてことのない日々

つれづれなるままに、思ったことを書きましょうかね。凝った構成はやりません。インデックスとか。そんな時間はかけたくないので。ほぼプレーンテキストでやっとります。肩のこらない書き方をしている結果、肩のこらない読み物になってるかな。あまり強く批判めいたことは書いてないつもりですが、好きなモノ・コト・人を悪く言ってたらゴメンナサイ。個人の感想です。読み飛ばしてください。

【展覧会】【散策】「広重-摺の極-」から四天王寺散策

 8月25日は、色々残っている家のことを放ってあべのハルカス美術館へ。来週で終わりの「広重-摺の極-」展を観に行きました。
 大阪生活5年目にして初めてのハルカス美術館。「徳川美術館」展みたいなのやってみたり「庵野秀明」展やってみたりでよくわからない美術館なので客の入りも大したことなかろうとたかをくくり、10時半頃出発。11時半くらい着。これがいけなかった…

JR/大阪メトロ天王寺駅から地下で直結。左手は近鉄百貨店の本店です。B1から16Fに上がると美術館。

けっこうカッコいいポスター。

 入場時に並ぶようなことはないものの、館内は観客でいっぱい。特におばあが多いですね。二周目、三周目から鑑賞しました。それでも時間かかったな…

ほとんどの作品は撮影禁止だったのだけれど、一部撮影可能。「東海道五十三次」を撮れたらよかったですけどね…

おばあ(等)が映らないように、かつ正面で…なんてことに意識がいってしばし斜めに…

こういう構図すき

おばあを避けながら撮るのが大変。全部撮ったら20枚くらいになるけど、これくらいにしておきました。

 大体さっくり1時間で見るのがならいなのですが、混んでること、点数はけっこうあったことで混んでるながらしっかり観て、ショップまで含めて2時間弱の滞在。

 何点か同じ作品が2つ並んでいて、摺り師の解釈?で背景(空)の色味が変わったりグラデーションが違ったり、墨の濃淡が全然違ったりして興味深かった。初版にはなかった山の輪郭が加わったバージョンなども。

 欲を言えば「東海道五十三次」作品をもっと観たかったですけどね。「実際の○○宿にはこのような傾斜はないので□□あたりか」みたいな解説も面白かった。

ショップでは、買わなくても良かったけどポストカード大小3枚。実際に展示されてないのは買わない主義なので、鷹のヤツは買いませんでした。推してましたけどね。右上のは「東海道五十三次」の箱根です。デフォルメすごい。当時の人たちの箱根観を投影してるんでしょうなぁ。

 ジョルジュ・レスコヴィッチ氏個人のコレクションによるところ甚大な展覧会でした。初期の頃の繊細な摺りに比し、時代が移ると大衆向けの粗雑な摺りになって、同じ作品でも極力初期のものをえり抜いて展示しているんだとか。版画でもそんなに違うもんですか。広重といったら永谷園のお茶漬けのおまけで親しんだ世代(貧しいバックグラウンドですみません)、この大きさのものをこの点数観られたのは得難いものがありました。

エレベーターわきのPOP。こんなのも用意されてました。

 ついでにあべのハルカスをちょっと散策。仕事では何度か来てるんですけどね。物見遊山、ってわけにはいかないわね。

16Fにこんな外に出るところがありまして。

東側。奈良の春日山ですかね?

あべのハルカス、ちょっと前まで日本一高いビル。10年で陥落の300m。オフィス階が35Fくらいまであったかな。

 天王寺まできたので、天王寺動物園に行きたい気持ちがありましたが、この暑い夏・夏休み期間に動物園はな、と敬遠。天王寺駅の名の由来、四天王寺を目指して北へ1km程度歩きます。暑いです…

出てきました!南大門。後ろに五重塔も見えます

構内に入りました。広い。

南大門から入れず東側へ。東側の角から西の方を。

角から北側を。広いっすよね。

 ここを北上して、東側からも入れず、北側は講堂があって入れず。

結局この右手に映っている西大門が「正門」なんですね。

ここから入って拝観料は300円。

真ん中に五重塔。中登ることができました。鉄筋コンクリート造。めちゃくちゃ蒸し暑かった。仏舎利(お釈迦様の骨が収まっている)そうですよ…。世界に何拠点あるんですかね。故郷の方の公園にもそういう仏舎利ありましたね…。一般の方の位牌がたくさん収まっていました。そう、四天王寺は現在も檀家さんを受け入れている「現役」の寺院なのです。いや、清水寺とかもそうなのかもしれないけど、「永代供養受付」みたいな看板、京都ではあまりみかけないもんで。

この金堂には救世観世音菩薩像、北の講堂には十一面観音と阿弥陀如来が安置されてました。

おお、エンタシス、とおもいましたが、オール鉄筋コンクリート造ですね。そりゃそうだわな。大阪の中心部、戦争で焼けたわな。御本尊なども消失だったんだろうか。金箔の度合いからいくとあたらしそうではあった。

これが西大門。これにくらべると東大門と北門は控えめな模様。南大門は8回も立て直されてるとか。

 聖徳太子(最近の日本史では不在説を乗り越えて「厩戸皇子」が主流のようです)建立の、歴史ある寺院ということで、聖徳太子の月命日22日は聖徳太子像を開陳しているようですね。

法隆寺でも見た鐘楼。これは再建じゃない?ですかね。「六時堂」という棟は「大林組金剛組」と大書されたテントで包まれていましたので現存している建屋を修復中なのかもしれないです。

亀の池の名前通り、カメがいっぱい。甲羅干し中。

 北東の方に本坊庭園があり、そこも見るつもりだったのですが受付の建屋に人がおらず「すぐ戻ります。しばらくお待ちください」とあったのですが5~10分待てど人が来ず、暑くてへばったので諦めて帰りました。こんなに暑くない時にまた鑑賞したいところですね。

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