目覚めたら9時だった。
「朝から出かけるつもりだったのにな…」そう思い、「ウィーン・モダン」展に意向かどうか逡巡。
でも、都立の感じや、雨模様であることを鑑み、昼ごろを狙って行くことにしてみた。大正解。待ち時間0とは…
乃木坂駅からエントランスまでも、装飾がなくて寂しい。
東山魁夷展の時はこうだったのに。
ともあれ、「ウィーン・モダン」展。19世紀末~20世紀初頭のウィーンのさまがテーマ。ウィーンの美術館が改装で3年閉館なんだってね。納得。
都立のと違って、ウィーン全般がテーマなのでクリムトの点数は少なめ。
裸婦の素描がエロかった。完成品はないのか(笑)
音楽の教科書でよくみたシューベルトの肖像、ビーダーマイヤー期にあたるのか。
シューベルトの夜会の絵はビーダーマイヤーらしい写実感だった。
エゴン・シーレの絵、(多分)実物は初めて見たのだが、「ひまわり」が衝撃的だった。ひまわりといったらゴッホのそれのように、咲き誇るものだが、シーレのそれは枯れて種を取るのに適したくらいの状態。それを画材にするか…
シーレの絵をもっと見たかったな。サブカル大好き時代に知ったシーレの絵は、自動オナニーマシーン(ベロ状の部品が歯車のように回転して女性器を刺激する)みたいなのだったが。短命だったのですね。あと自画像も他人が書いた肖像も、指が長すぎる気がするのだが…
工業製品では、ブラシどころか歯ブラシの絵が銀だったのが驚き。王室か!
豚毛(?)を交換したりしたのだろうか…
ウィーン分離派各メンバーの、フォントデザインも面白かった。それをあしらったマグカップ、ちょっと欲しくなった。クリムトのスモック風Tシャツは要らないと思います(笑)
いつもは売店も含め、1時間前後の鑑賞時間なのですが、空いていたからかな、2時間近く滞在していました。