今日は東京都立美術館の「クリムト展 ウィーンと日本1900」に行ってきました。
8:45頃着きましたらば、並んでいたのは20人ばかり。開場時には150人くらいにはなってましたかね。
全体的にゆったりと見ることができ、キラーコンテンツの「ユディト I」「ヌーダ・ヴェリタス」もじっくり見ることが出来ました。個人的には、「ベートーヴェン・フリーズ」の原寸複製画が気に入りました。
ジャポニズムの前と後でだいぶタッチが違うことと、肌にふんだんに青と緑が使われていることが印象に残りました。
「ユディト I」は右下のホロフェルネスの首が映っていないとただの官能的な絵の印象になってしまう。眼がアシンメトリーである。「ヌーダ・ヴェリタス」共に、弟ゲオルクの額装が印象的。などと思いました。「鬼火」も迫力がありましたな。
クリムトが風景画を描いていたとは知りませんでした。風景画では、カール・モルのタッチが好きです。
写真とそっくりな亡き息子オットーの絵、拳銃自殺したという「リア・ムンク」という死者の絵には、実在を感じました。
絵画鑑賞の標準時間、1時間くらいでしたがじっくり観られて満足。
次回はエゴン・シーレもあるという、新国立美術館かな。