今年に入って6本目の映画。久しぶりに6本を越えたな。今年は美術館に行く回数が減っているからかもしれない。
さて、「イエスタデイ」。特にビートルズファンということはないけれど、そこそこダニー・ボイルファンなのでチェックした。といったところ。
あのビートルズを知らない世界が突然やってくるという着想がいいね。
ググってもカブトムシかフォルクスワーゲンしか出てこないところが芸が細かい。
ビートルズの楽曲を発表したら、エド・シーラン(本人出演!)に見出されて…といったサクセスストーリー、かつ誰も知らないとはいえ、名曲を剽窃して有名になったことへの罪悪感。
エド・シーランはじめ色々な人に歌詞の意味を問われたら作詞家本人ではないからひりひりするよなぁ。本人は歌詞が思い出せないくらい、ファンとはいえない存在だったのだから。
何故か故郷サフォークにはビートルズを知っている人が2人いて、名乗り出てくる。
ビートルズが存在しないんだから死ななかったジョン・レノン(そっくり!)が出てきて…
いや~話の展開が読めなかった。また停電して事故ってある種の夢オチ系かと思ったけど違った。
最後は「幸せ」をつかんだジャックだが、レコード会社から訴えられたりしなかったのかな?
オアシスも存在しないし、コーク(コカ・コーラ)がないし、『ハリー・ポッター』もない。ちょっとつまらない世界だな。
8.0/10(やや甘め。主演の演奏で加点)