なんてことのない日々

つれづれなるままに、思ったことを書きましょうかね。凝った構成はやりません。インデックスとか。そんな時間はかけたくないので。ほぼプレーンテキストでやっとります。肩のこらない書き方をしている結果、肩のこらない読み物になってるかな。あまり強く批判めいたことは書いてないつもりですが、好きなモノ・コト・人を悪く言ってたらゴメンナサイ。個人の感想です。読み飛ばしてください。

【映画】「ベイビーガール」鑑賞

 先週は色々忙しくて、ようやく更新です。先週、13日日曜日鑑賞です。「ベイビーガール」。

 A24作品であること、「エロ面白い!」という予告のキャッチコピー、女性CEOがインターンに翻弄される、という荒いストーリー把握のみで観に行きました。

 ホーム・TOHOシネマズ梅田はなぜかやってなくて、大阪ステーションシティシネマも18時台の上映だったので週末の鑑賞となりました。

 例によってネタバレを含みます。

 アマゾンを彷彿とさせるオンラインストアのCEOのロミー。冒頭、夫のジェイコブとの夜の営みから物語は始まる。夫が果てた後、ロミーはベッドを抜け出して自室に行き、PCでポルノサイトを開いて観ながら自慰。別のシーンでは「犯すみたいにして」とか枕で自分の顔を隠した状態でしてほしいとか要求するが優しい夫は「できないよ」と拒否。

 そして会社に今年のインターンたちが現れ、その中のスティーブが面談(メンター)の相手にCEOのロミーを選ぶ。2度目の面談時に偶発的にキスしてしまい動揺するロミー。そうか、男女が個室に入っても、CEOとインターンだったら今日びセクハラでウッ垂れられかねないのは女性CEOの方か。

 動揺するロミー、彼女の中の被虐性愛、破滅願望(?)をかぎ取ったスティーブ。徐々にロミーを振り回していき…

 ということでスティーブの世界観にハマっていくロミー。しかしスティーブは自分の部下のエスメとも付き合っていて、ロミーは「スティーブに気をつけろ」と忠告するが逆にエスメから「スティーブとの関係を知っている、もう会わないで女性の成功者として君臨し続けてほしい」と脅迫?される。

 結果エスメは昇格、スティーブはインターンを経て東京の金融会社へ就職。自分の不義を自白したが夫とはやり直し。自分の欲求をかなえてもらえてオーガズムに達するロミーのシーンで終幕。

 いやー、すごいですねニコール姉さんが。御年57歳。スティーブに言われてたったまま裸になるシーンとか大事なところは隠してますが本当に全裸。スティーブに「きれいだ」って言われてるけど(この映画のためか元々か)頑張ってますなぁ。座った時の膝の感じとか手の甲とかは年相応ですけどね。

 セレブ女性、観劇とかパーティとか、肩がざっくり開いたドレスとかリアルでもあんなの着なければならないですかね。大変ですね。

 最後の最後でスティーブが自社に来なかったことを話しに来たおじさん。「今度自宅で飲もう、来いよ」と誘うのを毅然と断るロミー。「屈辱を受けたい時はプロを雇う。何を知っていようが関係ない」と。カッコいいですね。そしてCEOというポストを得るためにはこのおじさんに枕営業的なこともしてきたのかな、とも思わせる内容でした。ワインスタイン(などの実力者)と女優の関係性が透けて見えるような…。

 ニコール姉さん、鼻もっと高くなかった?もっと細くて高かった印象ですが。鼻にデチューンとかあるんですかね。

 ニコール姉さん御本人が本当にそうかは分かりませんが、オーガズムに達するロミー、怖いっす(笑)低くうなる様がケモノぽいっすよ。

 そして夫役のジェイコブ!アントニオ・バンデラス!!ひと頃は「世界一セクシーな男」とか言われていた彼が妻(と娘)を一途に愛する劇作家(そんなに敏腕ではなさそう)役ですよ。それも結婚19年の嫁に「あなたじゃイケないよ!」とか言われてしまう。スティーブとケンカして過呼吸で「胸が苦しい」とか言ってしまうイケてない役です。まさかねぇ。そんな役やるようになるとはねぇ。

 大阪ステーションシティにて。ニコール姉さんの役者魂に敬意を表して8.0/10

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