なんてことのない日々

つれづれなるままに、思ったことを書きましょうかね。凝った構成はやりません。インデックスとか。そんな時間はかけたくないので。ほぼプレーンテキストでやっとります。肩のこらない書き方をしている結果、肩のこらない読み物になってるかな。あまり強く批判めいたことは書いてないつもりですが、好きなモノ・コト・人を悪く言ってたらゴメンナサイ。個人の感想です。読み飛ばしてください。

【映画】「逆転のトライアングル」鑑賞

 シネマイレージデイだった21日はもう一本、「逆転のトライアングル」を鑑賞しました。なにせカンヌでパルムドール獲ったし、大阪市内では23日までだったので。映画1日に2本観るなんて何年ぶりだろうか。

 そんなんはおいといて、例によってネタバレを含みます。

 第1部は男性モデル・カールと女性モデルでインフルエンサーのヤヤのカップルのシーン。男性モデルは女性モデルの1/3程度の収入だとか。
 そんな背景を踏まえつつ、前夜自分が払うといったヤヤが夜支払いをしようとしなかったことを非難してひと悶着。でも惚れているのはカールの方、という関係性が描かれます。

 第2部は豪華客船の船上。インフルエンサーカップルは招待され、その他の乗客はセレブ(成金含む)ばかり。ロシアの肥料王(自称「クソ売り」)とか、イギリスの上品な老夫婦は武器メーカーとか、脳梗塞の後遺症で「雲の中」しか言えない夫人とか。
 サービスを行うスタッフのブリーフィングがあり、「客のワガママに耐えれば旅の終わりに高額なチップがもらえる!」「イェー!」(床ドンドン)みたいなノリが独特だなと。印象的だった。
 グルテンアレルギーがありパスタを食べないがパスタの写真を撮りまくるヤヤ。虚像を維持するのも大変だねぇ。
 飲酒で自室から全然出て来ない船長、チーフが避けるように進言した、低気圧が接近する日に「キャプテンズ・ディナー」なる船長と会食する催しをおこなうが、予報通り天気が崩れ出し…

 食堂入口で出迎えるキャプテンたちがもう斜めなのが笑える。揺れる船内、盛大に船酔いしはじめる乗客、逆流するトイレ…地獄だ(笑)。マルクス主義者のキャプテンと資本主義者のロシア人の泥酔館内放送がシュール。

 明け方、凪いだ水面を眺める老夫婦の足元に手榴弾。「これはうちの商品じゃないわね」なんてのんきな会話の後、爆発。海賊?反政府ゲリラ?に狙われた模様。

 第3部は無人島に漂着した乗客とスタッフ8人。恐怖におびえながら一夜を明かすと救助艇が1隻漂着。そこから出てきたのはトイレの清掃スタッフ・アビゲイル。艇内にあった水を配り、ポテトチップを配る。そこまでは船上のヒエラルキーだったのだが、そこからアビゲイルがタコを獲り、下処理をし、火を起こす(すべてほかの誰もできない)。そのタコを配った晩からヒエラルキーの大逆転が起こる…

 無人島ではリーダーとなったアビゲイル。若いだけで役に立たないカールは次第に情夫状態に。なっていったり、機関室のスタッフが言語障害の女性とコミュニケーションをとったり、「肥料王」の妻の遺体が漂着したり…(悲しむが、指輪とネックレスはしっかり外して靴に隠すw)

 終盤、アビゲイルとヤヤが島の反対側に食材探しに出かけると、見つけたものは…

 再びヒエラルキーが元に戻る予感、このことを知っているのはヤヤだけ、ヤヤを殺せば…と殺意がよぎるアビゲイルの顔のアップ。山道を走るカール。

 結末を観客にゆだねるラスト。面白かった。147分あったとは思えなかった。

 ヤヤ役のチャールビ・ディーンさん、バッキバキの体でしたがビキニ姿のお腹には帝王切開の跡?32歳で昨年夏亡くなられているんだ。

 キャプテン役のウディ・ハレルソン、老けたなぁ。そしてハゲたなぁ。「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の時は剃り上げてただけだったけど。

 カールは言ってはいけない言い方をして相手を怒らせたり、流れに身を任せたアビゲイルに白けられたり、生きるのに苦労しそう

 セレブへの悪意を感じるブラックコメディでした。8.0/10。TOHOシネマズ梅田にて。

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