だいぶ前だが、イオンシネマで「運び屋」を鑑賞した。
クリント・イーストウッド御歳88歳なのも、実在の運び屋が90歳だったことも驚き。
「これで最後だろう」と思いイーストウッド作品は極力観に行っているのだが、嬉しい誤算で何度目かの鑑賞となっている。が、そろそろだろうね…
実話を基にしているということが驚きだが、自己破産してやむにやまれぬとはいえ、犯罪の片棒を担いでいることへの葛藤の描写がなく、むしろ孫の披露宴費用、火事で焼けた退役軍人協会レストランの修繕費の拠出などして誇らしげですらある。そんなものだろうかという違和感はあった。
ボロボロのピックアップが新車になったりして、家族や周辺もいぶかしむと思うのだが。
とはいえ、仕事一筋だった男が、別れた妻の死に目にあい、家庭に回帰するところ、刑事に自分の悔いをされるところはグッと来た。
8.0/10(イーストウッド作品は甘め)
本日退位される陛下より年上と思うとすごいなクリント・イーストウッド。